キイさんの思い出し日記

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zoom RSS  日本三奇矯の一つ “猿橋 (さるはし)” 見学

<<   作成日時 : 2017/03/23 22:26   >>

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 2017年3月23日(木) 曇り 寒い
 3月もそろそろ終わりだというのに、この数日は寒暖の変化が激しく、本格的な春の訪れは足踏み状態が続いている。今日も曇り空で風が冷たい。
 そんな空模様の下、「日本三奇橋(ききょう)」の一つと言われている「猿橋」を見学してきた。場所は山梨県大月市にあり、JR中央本線の「猿橋駅」から歩いて20分ほどである。

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        JR中央本線 猿橋駅 北口

 JR高尾駅から乗った中央本線の列車は幾つもの小さな駅に停車しながら、やがて猿橋駅に到着した。猿橋駅は、山登りの際に何度か利用したことがあるが、今日見た駅舎は通過した何処よりも大きな構えになっていて、やや驚きである。駅付近の風景は昔ながらの感じであるが、駅舎だけが立派になっていた。何よりも長く急な階段が出来ていたのには、まいった。

 「猿橋」は何よりも土地の名勝だけに駅のホームの目の前にも、その名前が書かれている。

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        ホームの前に建つ「猿橋」

 駅からすぐに甲州街道(国道20号線)へ右折して出ると道端に案内板があった。以前、登ったことのある「百蔵(ももくら)山」の文字も出ていて懐かしい。

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        猿橋への案内板

 この辺りの国道はとてもトラック便が多い。それにしては、車道の道幅は狭く、歩道も完備されていない。通学の時間帯などは、やや危険な感じがする。

 駅から20分ばかりで甲州街道(国道20号線)の桂川に架かる「新猿橋」に着いて、今日の目当ての名勝「猿橋」方面を眺める。手前に発電所の水路橋が見える。

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          現在の国道20号線

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        国道から名勝「猿橋」を望む

 国道から左折して、いよいよ名勝「猿橋」に近づく。

 「猿橋」は、江戸時代には既に「日本三奇橋」の一つとしても知られており、甲州街道に架かる重要な橋であった。浮世絵にも多く作品が残されている。
 下の絵は、付近の食堂に飾られていた安藤広重の絵を写真に撮らせてもらったものである。

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        安藤広重の「猿橋の図」

 名勝たる猿橋は、現在は木造の人道橋で、上流と下流にそれぞれ山梨県道と国道20号線(甲州街道)に、同名の新猿橋が架けられている。

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        名勝「猿橋」への入口

 猿橋の入り口にある歓迎アーチから食堂や土産物屋などの間を抜けて緩やかな坂を下ると広場があり、その先に桂川に架かる名勝「猿橋」はあった。

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        名勝「猿橋」 南側

 見たところ、小さな木造の橋で、特に目立った点も見当たらないが、その名勝たる橋の仕掛けは、橋の下側にあるのだそうだ。

 ところで、世の中で言われている「日本三奇橋」とは、「甲斐の猿橋」、「岩国の錦帯橋」の二つは定番だが、三つ目は日本中に何か所もあって、「木曽の桟(かけはし)」と「祖谷(いや)の葛(かずら)橋」が有名である。今日は定番の「猿橋」の見学だ。

 とりあえずは渡ってみる。
 下はかなり深い桂川の流れである。上流と下流に、それぞれ新しい自動車の通れる「新猿橋」が掛かっているのが見える。

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     上流側の県道に架かる志ん猿橋

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      下流側の国道に架かる赤い新猿橋

 橋を北側に渡ると石段があり、上流側の県道に架かる橋に出られる。

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           猿橋 北側

 石段を上がって県道に架かる「志ん猿橋」から「名勝・猿橋」を見る。

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       志ん猿橋から名勝猿橋を望む

 再び名勝猿橋に戻り、遊歩道を利用して橋の下へ回ってみた。

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        猿橋を下から見る

 そこで、名勝たる仕掛けが見られた。
 桂川は深い谷間のために橋脚を建てることが出来ないため、鋭くそびえたつ両岸から四層に重ねられた「刎木(はねぎ)」とよばれる支え木をせり出し、橋を支えている構造になっている。

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        橋の構造

 伝説によれば、猿が谷を渡る際に、互いに両手両足を伸ばして支えあいながら行動していたとか。昔の人はその姿を見て、このような構造の橋を建てたのだと言われているそうである。

 さて、かなり長い時間、橋の辺りをうろついていたが、土産物店で土地の名物である「ほうとううどん」を土産に買い求め、遊歩道を下って上流の河原で弁当タイムにした。
 河原の風は冷たいが、午後から晴れ間も出てきて弁当日和だ。

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        桂川

 弁当の後は、「あじさい」遊歩道から公園に出て、また一休みして園内にある「大月市郷土資料館」に寄ってみた。旅をしたとき、各地の郷土資料館に寄ると歴史などがわかって面白いものである。

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        大月市郷土資料館

 館内で「大月市の祭り」のビデオを見たりして、足を休めながらの一時を過ごした。

 郷土資料館で大月市の歴史や文化を学んだ後は、再びトラック便の多い甲州街道を歩き、「猿橋駅」に戻った。
 ちょうど1時間に2本だけの「高尾行き」の列車がやってきた。帰るにはまだ早い時間だが、それなりに空いている列車は静かである。

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        猿橋駅から高尾行に乗る

 「猿橋」は「山と川のある町」である。桂川沿いに甲州街道と中央本線が走り、それに沿って民家が立ち並び、寺や神社も多い。
 また、正月に登った岩殿山や扇山、百蔵山などは、大月、猿橋、鳥沢などの駅から近く、低いけれども富士山の眺めはいずれも抜群で、ハイカーの人気の山々である。

 いつかまた訪れたときは、街の中をゆっくりと歩いてみたい。

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        猿橋観光協会のマップ



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